谷中根津千駄木の各所で、ダンボール箱一箱ぶんの
小さな古書店がひらかれる古本市。
たった一人、衝動的に、4時までなのに
2時過ぎから行ってきました。
◆「千駄木の郷」会場で、本を物色していると
レトロな建物からピアノやギターと、ひよー・・・という弦楽器らしき音が。
バイオリンにしては弦っぽくないな、と覗くと、
なんと!そこで奏でられていたのはテルミン!
ミニライブをしていて、モダンな着物を着た女性が演奏していました。
右手はアンテナにかざし、左手は宙に浮いているのですが、
透明なピアノを弾くように指先がたえず動いていたのが印象的でした。
◆スタンプラリーもある、けっこう広いエリアで開催されていたのですが、
「千駄木の郷」~「旧安田邸」
~「ファーブル昆虫館」(都内にこんな館があるとは知りませんでした)
~「古書ほうろう」 と歩くのが楽しかったです。
以前は会場が日暮里よりで、迷路みたいな路地にぽっかり
お店が開かれていて、それはそれで楽しかったのですが、
こっちのエリアは車も少ない一本道で、ゆっくり町の雰囲気を
楽しみながら回れる感じ。
どこかの寮だったり、バラの咲いている昔からのお家だったり、
人ごみからちょっと離れたふつうの景色を
自分が求めていることが分かりました。
あと、今の季節は歩いているとプールのにおい
(塩素とかカルキのにおい)がして好きです。
プール自体はあんなに苦痛だったのに。
◆普段はブックオフで本を買うのにさえ
ちょっと渋りすぎだろう、と周りが引くくらい悩む私ですが、
今回はこんなタイトルの本を直前に読んでしまったのが災い(幸い?)でした。
「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」 (都築 響一 ・晶文社)
そうだよね!と単純な私はぱかぱか購入。
固定した古書店ではなく、一日限りの青空書店であることが、
「ここで逃したら一生この本と再会できないのでは?」という
強迫観念を誘発します。
というわけで買った本:
・まいにち植物(藤田雅矢・WAVE出版)
(「育てると幸せになる竹」が
ものすごく先細って衰弱した、という逸話がある
「デスみどりのゆび」を持つ私ですが、
もっと日照・温度管理のできる家に住めたら
「リトープス」という多肉植物を育ててみたいのです。
著者の植物愛が伝わる優しい本ですが、私は多肉のページばかり
眺めています)
・男気卍固め(吉田豪・エンターブレイン)
(図書館で借りて読みましたが、手元に置きたいので)
・BRUTUS1995年3月15日号
・アートナビゲーター2級検定試験想定問題集
(しかも2004年版。衝動買いです・・・)
・groovy book review 2000(ブルース・インターアクションズ)
(前の年の版は持ってて、沼田元氣氏が撮る
市川実日子がかわいかった。2000年版に
出会えて感動)
・東京人1998年6月号
(神田神保町特集で、これまた沼田元氣氏が
2p載っていたので。最近沼田買いが多いです。)
・空想紅茶(渚十吾・ブルース・インターアクションズ)
(詩のように語られる見知らぬ洋楽や京都の町、
「朝」「夕方」などの章ごとにフォントの色まで変わる
装丁など、気に入った点はたくさんありますが、
著者がカーネーション直枝さんと交流がある、がほんとの理由。
カーネーションの名曲「ローマ・函館」に言及している
「ストロベリー・ディクショナリー」は、何年も探し続けていますが
まだ手に入りません)
これらの本にもう出会えなかったかはともかく、明日から2週間は
納豆ごはんしか食べられないのは確実です。
(おまけしてくださったお店もあるのですが・・・)
帰りに通った「谷中銀座商店街」では、
焼き鳥メンチカツ大学いもその他の誘惑に対して耳と鼻をふさぎ、
「振り返るな!振り返ったら石になるぞ!」
と己に言い聞かせて走り去りました。
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